CRETの研究発表論文 Dissertation

CRETから、最新の教育・テストに関する研究発表論文をお届けします。

日本カリキュラム学会第22回大会 発表報告

2011年7月16日(土)~17日(日)に北海道大学で開催された、日本カリキュラム学会第22回大会に参加し、自由研究のセッションで発表しました。その概要を、以下のように報告します。

 


図. メディアの変遷

 始めに、メディアと学習の関わりについて1970年代から現在までの変遷を、教育理念との関連で図示して説明しました。その変遷は、まるで振り子のように教育理念を行き来していますが、これは日本だけの現象ではなく、世界的にも同じような傾向であることが、外国の研究者によって報告されています。 

 次に2010年代に登場して、現在脚光をあびているデジタル教科書について、下記のような観点で、説明しました。
1. 学校教育の情報化に関する懇談会(文科省)について
2. フューチャースクール(総務省)の動向について
3. 民間の動向について
4. デジタル教科書の用語について
5. 紙教科書との併用について
6. 教科書の検定制度について
7. 予算化について
8. 教員研修と支援について
9. 情報端末について
10. その他の検討課題について
会場からは、教育の情報化ビジョンと教育理念の関連についての質問、instructionとconstructionの違いとメディアの関わりについての質問がありました。 

 参加したシンポジウムでは、カリキュラムマネージメントの方法論が興味深く、その方法論は、教育工学のインストラクショナルデザインに似ており、基本はPDCAサイクルであることがわかりました。但し、カリキュラム学会では、あるべき姿の理念を先行することに対し、教育工学会では、教育実践のニーズを先行させる違いがあり、研究方法の枠組みの違いが興味深く思いました。札幌市は小雨の降る天気で、肌寒い2日間でした。

赤堀侃司(2011), 教育課程におけるデジタル教科書の役割と今後の課題
発表論文PDF(306KB)

発表PPT(100KB)

 

(CRET理事 赤堀 侃司)

赤堀 侃司 -Kanji Akahori-

日本教育情報化振興会(JAPET&CEC)会長/ICT CONNECT 21(みらいの学び共創会議)会長/東京工業大学名誉教授

静岡県高等学校教員、東京学芸大学講師・助教授、東京工業大学助教授・教授、白鴎大学教育学部長・教授を経て、現在に至る。この間、放送大学、国連大学高等研究所などの客員教授の兼務。

◆著書:『教育工学への招待』(ジャストシステム 2002年)、『授業の基礎としてのインストラクショナルデザイン』(日本視聴覚教育協会 2004年)、『授業デザインの方法と実際』(高陵社書店 2009年)、『コミュニケーション力が育つ情報モラルの授業』(ジャストシステム、2010年)、『タブレットは、紙に勝てるのか』(ジャムハウス 2014年)など。

研究発表論文

2019-07-19

教育テスト研究センター年報 第4号 2019年7月

相川 充

赤堀 侃司

加藤 由樹

加藤 尚吾

竹内 俊彦

稲垣(藤井) 勉

澤海 崇文

北澤 武

若山 昇

宇宿 公紀

安西 弥生

外山 美樹

小林 輝美

湯 立

長峯 聖人

三和 秀平

酒井 智弘

肖 雨知

海沼 亮

能渡 真澄

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CRETの研究領域

テストの評価や解析についての研究を行う。海外の教育テスト研究機関との協同研究や交換プログラムなども実施。







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コミュニケーション能力、チームワーク能力、ソーシャルスキルなどを測定するテスト方法の研究開発を行う。

相川 充

-Atsushi Aikawa-
筑波大学 人間系
博士(心理学)

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コンピューターベースのテストの基盤研究や、メディアと認知に関わる基礎研究、およびそれらの知見を活かした応用研究および実践研究を行う。

赤堀 侃司

-Kanji Akahori-
東京工業大学 名誉教授

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