CRETの研究発表論文 Dissertation

CRETから、最新の教育・テストに関する研究発表論文をお届けします。

「プログラミング教育における論理的思考とは何か」

我が国におけるプログラミング教育は、小学校では2020 年の新学習指導要領から必修として実施されることになったが、その内容についてはまだ検討段階であるが、本研究では、プログラミング的思考が目指す論理的な思考とは何かを、いくつかの調査を通して、明らかにすることを目的としている。
 
論理的な思考は、プログラミング教育に限らず、数学や算数は典型的な論理的思考を子どもたちに要求し、理科も自然科学を理解する上で、論理的な思考が必須であることは言うまでもない。では、プログラミング教育における論理的な思考とは、他の教科における論理的な思考と同じなのか、異なるとすれば、どこが異なるのか、どのような構造なのかという問いに対して、ほとんど解答が出されていない。
 
そこで、本研究では、大学生を対象にして、プログラミングの問題に対する正解率と、他教科の問題の正解率との相関を調べることによって、その関係構造を明らかにしようとした。その結果、プログラミング教育と他教科との相関では、数学・理科だけではない、他教科との相関も見られ、総合的な論理的思考が必要とされることがわかった。
 
pdf http://www.gakujoken.or.jp/gakai/ronbun/akahori2018_03.pdf
(学習情報研究論文誌 第261巻 第4号)
 
以下、その概要をスライドとして公開する。

 

pdf 「プログラミング教育における論理的思考とは何か」参考資料(PDF 1,423KB)

 

(CRET理事 赤堀 侃司)


赤堀 侃司 -Kanji Akahori-

日本教育情報化振興会(JAPET&CEC)会長/ICT CONNECT 21(みらいの学び共創会議)会長/東京工業大学名誉教授

静岡県高等学校教員、東京学芸大学講師・助教授、東京工業大学助教授・教授、白鴎大学教育学部長・教授を経て、現在に至る。この間、放送大学、国連大学高等研究所などの客員教授の兼務。

◆著書:『教育工学への招待』(ジャストシステム 2002年)、『授業の基礎としてのインストラクショナルデザイン』(日本視聴覚教育協会 2004年)、『授業デザインの方法と実際』(高陵社書店 2009年)、『コミュニケーション力が育つ情報モラルの授業』(ジャストシステム、2010年)、『タブレットは、紙に勝てるのか』(ジャムハウス 2014年)など。

研究発表論文

2017-07-31

教育テスト研究センター年報 第2号 2017年7月

相川 充

赤堀 侃司

加藤 由樹

加藤 尚吾

竹内 俊彦

舘 秀典

稲垣(藤井) 勉

澤海 崇文

北澤 武

若山 昇

宇宿 公紀

安西 弥生

外山 美樹

小林 輝美

湯 立

長峯 聖人

三和 秀平

酒井 智弘

林 楚悠然

黒住 嶺

CRETの研究領域

テストの評価や解析についての研究を行う。海外の教育テスト研究機関との協同研究や交換プログラムなども実施。







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コミュニケーション能力、チームワーク能力、ソーシャルスキルなどを測定するテスト方法の研究開発を行う。

相川 充

-Atsushi Aikawa-
筑波大学 人間系
博士(心理学)

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コンピューターベースのテストの基盤研究や、メディアと認知に関わる基礎研究、およびそれらの知見を活かした応用研究および実践研究を行う。

赤堀 侃司

-Kanji Akahori-
東京工業大学 名誉教授

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