2020年に教育が大きく変わります。大学入試センター試験が廃止され、新しいテストが始まり、英語では民間の外部検定試験が活用されます。アクティブ・ラーニングが導入され、授業の内容も変わります。また、小学校ではプログラミング教育が始まります。
近年、このような教育の変化に関するニュースが数多く報じられています。なぜ、いま日本の教育は大きく変わるのでしょうか。そして、これから日本の教育はどのように変わっていくのでしょうか。
本稿では、OECD日本イノベーション教育ネットワークの事務局長として、国内外の多くの教育関係者とともに実践や研究をしている筆者が、これからの教育の潮流を紹介します。
1. 2020年を境とした教育改革
2. 日本の教育の強みと弱み
3. 人口知能(AI)が与える影響
4. 長寿高齢化が与える影響
5. 世界の教育が変わっていく
6. これからの資質・能力を育む新しい学び
7. 探究的な学びが増えていく
8. 学校が地域を活性化する
9. 新しい学びと大学入試
10. おわりに
出典:KINZAI Financial Plan 2017.9