CRETの研究領域 Research

教育テストの問題開発研究

相川 充

相川 充 -Atsushi Aikawa-

筑波大学 人間系 教授 博士(心理学)

宮崎大学助教授、東京学芸大学教授を経て現職。日本教育心理学会理事、日本社会心理学会常任理事および同学会発行「社会心理学研究」編集委員などを歴任。日本グループ・ダイナミックス学会監事。

◆著書:『イラスト版子どものソーシャルスキル』(合同出版 2011年)、『上司と部下のためのソーシャルスキル』(サイエンス社 2015年)、『大人になってこまらないマンガで身につく友だちとのつきあい方』(金の星社 2017年)、『ピンチを解決!10歳からのライフスキル①友だちづきあいに悩まないソーシャルスキル』(合同出版,2018年)、『イラスト版子どものモラルスキル』(合同出版 2019年)など。

相川研究室

私たちは、コミュニケーション力やチームワーク力など、対人関係を維持するためのスキルを測定するテストアイテムに関する研究を行っています。

これまで私たちの部門では、映像を使った対人読解力テストの開発、コンピュータ・グラフィックス(CG)を用いたチームワーク能力の測定、潜在連合テスト(IAT:Implicit Association Test)によるシャイネス(恥ずかしがりの程度)や自尊心の測定を試みてきました。これらのテスト法に共通するには、テストを受ける当人に、何の能力を測定されているのか意識させない工夫を施している点です。つまり、テストを受ける人に紙と鉛筆を与えて尺度上に回答させるという伝統的な手法からの脱却です。
また、私達の部門では、OECDが実施している国際成人力調査(PIAAC)の測定内容とその手法に注目しています。チームワーク能力の測定を試みているのもその一環です。チームワーク能力については、単に測定するだけでなく、この能力の向上や発展を促すトレーニング・プログラムの開発も行っています。さらに、「デジタル時代の子どもの動機づけ」というテーマにも取り組んでいます。
これらの成果を、CRETから皆様へお届けします。ご期待ください。

研究内容

人間関係を開始し維持する能力、コミュニケーション能力、チームワーク能力、キャリア形成能力などを測定するテスト方法の開発、テスト問題のデータベース化および測定に関する基礎研究を行います。また、子ども達の発達段階や能力を考慮したソーシャルスキルの測定の開発をめざしています。さらに、測定結果を踏まえたうえで、それぞれの能力をさらに向上、発展させるトレーニング・プログラムや教育プログラムを提案していきます。

最新論文

2019/04/04

International Congress of Psychological Sciences (ICPS) 2019 発表報告
Is prevention focus poor for performance?: The role of the accessibility of superordinate goal.(防止焦点はパフォーマンスが低いのか?――上位目標の利用可能性の役割――)
Do promotion-focused people regard their rivals as important?: Relationships between regulatory focus and rivalry.(促進焦点の個人はライバルを重要とみなすのか?――制御焦点とライバル関係との関連――)

フランスのパリにて、2019年3月7日から9日にかけて開催されたInternational Congress of Psychological Sciences(ICPS)2019に、外山研究員と長峯の2名が参加し、発表を行ってきました。 エッフェル塔や凱旋門といった名所で有名なパリは世界一観光客の多い都市として知られていますが、我々がこの学会に参加した時期も例外ではなく、各所に様々な国から来訪したと思われる多くの観光客の姿が見られました。また、日本人観光...

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2018/09/25

日本心理学会第82回大会 発表報告
~潜在的自尊心のバッファリング効果の検討:困難課題後の感情を指標として~

仙台国際センターにて、2018年9月25日から27日にかけて開催された日本心理学会第82回大会に参加し、発表を行いました。私が出発する前の鹿児島は日中30℃を超える暑さでしたが、仙台は20℃程度しかなく(しかも会期中は雨の日もあり)、肌寒く感じました。 会場となった仙台国際センターはとても広く、ポスター会場も十分な広さが確保されていました。会場内にお土産を販売する店舗も出ており、発表やシンポジウムなど8件のプ...

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学会レポート

2016/08/08

第11回KG-RCSPセミナー 参加報告
~日韓IATの試み: 二国間比較実験から~

兵庫県西宮市の関西学院大学にて、2016年8月8日に開催された第11回KG-RCSPセミナー「日韓IATの試み: 二国間比較実験から」(講演者: 小林哲郎氏)に参加しました。   CRET相川研の藤井班では、潜在連合テスト(Implicit Association Test: IAT)という測定法を用いて研究を続けています。本セミナーの題目にIATという言葉が入っていたことや、二国間の比較という内容にも興味が湧き、参加を決めました。   ...

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2011/09/18

日本社会心理学会第52回大会 参加報告
~口頭発表15「電子ネットワーキング」に参加して~

 2011年9月18~19日、名古屋大学で開催された日本社会心理学会第52回大会において、 チームワーク能力尺度の妥当性とチームの構造理解に関する口頭発表 を行いました。また、本研究と同様に、電子ネットワーク上での調査回答をテーマにしたセッションに参加しました。  「電子ネットワーキング」のセッションでは、PCはもちろんのこと、スマートフォンなどの携帯端末も媒体にしたインターネット上での調査研究に関する報告が...

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コラム/レポート

2012/12/19

恥ずかしがりの程度を測る

CRET理事 相川 充    異性と話したり大勢の人の前で発表したりするとき、とても恥ずかしがる人とそうでもない人がいます。何が違うのでしょうか。    それぞれの人の特徴をはっきりさせるためには、人それぞれの恥ずかしがりの程度を測る必要がある。私はそう思って、「私は内気である」とか「私は引っ込み思案である」というような文章を16個用意して、回答者に各文章がどの程度、自分にあてはまる...

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所属研究員

  • 稲垣(藤井) 勉

  • 澤海 崇文

  • 外山 美樹

  • 湯 立

  • 長峯 聖人

  • 三和 秀平

  • 酒井 智弘

  • 肖 雨知

  • 海沼 亮

  • 能渡 真澄

  • その他研究員

他の研究領域を見る

テストの評価や解析についての研究を行う。海外の教育テスト研究機関との協同研究や交換プログラムなども実施。







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コンピューターベースのテストの基盤研究や、メディアと認知に関わる基礎研究、およびそれらの知見を活かした応用研究および実践研究を行う。

赤堀 侃司

-Kanji Akahori-
東京工業大学 名誉教授

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